通園時の制服の役割

幼稚園通園のときの制服の役割について

幼稚園のほとんどが通園時に制服の着用をきめています。内容は幼稚園それぞれに違います。色や柄、デザインにも園児の通園用とは思えないほどおしゃれなものもあれば、ジャケットだけが決められたもので、他は自由でもいい、とか、紺のスカートやズボン、ジャケットに、白のポロシャツまたはブラウス、と、アイテムだけがある程度決められていて、どこで購入しても構わない、とか、さまざまなスタイルで決められています。どんなスタイルであれ、2歳から4歳くらいの幼さ残る子供たちの制服姿は、親にとって本当に愛おしさが増すほど可愛いものです。

しかし、可愛いさだけのためにあるわけではありません。幼稚園は初めて親もとを数時間離れ、社会生活を学ぶ場所です。集団生活で規則を守ることを知っていき、先生やお友達と関係を気づいていく場所です。その場所に通園する際に、皆で同じ服を着る、ということもまた規則を守る、ということへ繋がります。それから、早く寝て、翌朝早く起き、朝食を食べ、制服に着替えて、登園する、という規則正しい生活を守っていくことを学ぶうえでも、大切なことなのです。そしてボタンを止める、ファスナーを開閉する、服を着る、ということの練習にもつながります。

また、あってはならないことではありますが、通園の際に不測の事態が起こることがあります。例えば、繋いでいた手をはなしてしまい子供が迷子になってしまった、思いがけずに災害にあったときに親が近くにいない、などの場合です。この時期の子供のなかには自分の名前は言えても、親の名前や住所、電話番号が言えなかったり、文字の読み書きができなかったりします。そういう場合に、制服を着用しているだけで、どこの幼稚園に属している子供なのかが一目瞭然に分かることになります。その子供が言わなくても、どこに存在しているのかを表してくれているのです。

最後に、幼稚園への入園が決まり、制服を購入し、通園グッズを揃えます。名前を記入してあげていても、文字が読めなかったりする場合に備えて、アップリケのワンポイントのワッペンなどを襟やポケットに縫い付けてあげたり、子供の好きなキャラクターの生地をつかって通園グッズを作ってあげたり、上靴にも名前だけではなく飾りをつけてあげたりします。それを見るたびに子供は気持ちが嬉しく、明るくなり、そして親が応援してくれていることを感じ取ることができます。制服を着て通園する姿を愛しく思う親の気持ちが、子供に笑顔を作り、幼稚園生活を後押しするのです。このように、いろいろな役目を制服は担っているのです。